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ももいろクローバーという“物語”〜代々木公園路上からNHKホールまでの軌跡〜

1号です。

最近テレビで見る機会も増えてきたアイドル、ももいろクローバーZ が私は大好きです。

ももいろクローバーZNHK紅白歌合戦出場を、微力ながら応援しています。
ももクロ関連記事における1号は総じてキモいけどご容赦ください)


早見あかりももいろクローバー脱退から1年が経ちました。
彼女のブログでも、そのことに触れていますね。
桜|早見あかり オフィシャルブログ 「Hayami Akari」


仕方ないとはいえ「ももクロZ、売れてるね(=脱退して損したんじゃない?)」と聞かれてるんですね。

でも、その指摘は的外れだと1号は思います。
彼女がこう書いてくれたことを、1号はポジティブに受け取りたいです。

なので戻ってきてとは
もう言われたくありません

言われないように
言わせないような
頑張りをみせたいです

NHKのドラマにも出演が決定した「女優・早見あかり」に今後も期待します。

<参考:早見あかりが、ももいろクローバーを脱退した理由について(その1)


この間、凄まじいスピードでももいろクローバーZ知名度が上がりテレビやメディアでも取り上げられる回数が増えています。
ももいろクローバーZ、人気の理由」というテーマの記事も散見されるようになりました。


ところがしっくり来る記事が無いので、「去年書いたまま放置していた記事」を再開することにしました。

このテーマ、掘ると言及したいトピックが広がりすぎてまとまらなかったんですよね。


その前段階として、どうしても「ももいろクローバーという物語」に触れる必要があるため本記事でまとめることにします。

ももいろクローバーZの前身、ももいろクローバーの結成は2008年5月17日です。

UstreamやライブのMCでの語り草である「代々木公園けやき広場での路上ライブ」は、この結成直後のことです。


恐るべきことに、当時の様子をYoutubeで観ることができます*1

右から高城れに玉井詩織百田夏菜子、川上アキラという現在もお馴染みのメンバーです。



はじまりは、代々木公園の路上ライブ

実は1号の脳内には、ももクロ自伝コミック「ももいろクローバー物語」の原作台本があります。
パクリ元→娘。物語―モーニング娘。オフィシャルストーリー (1) (講談社コミックスなかよし (976巻))
その冒頭を、ご紹介します。

――公園の道路。

クシャクシャにされたビラが落ちている。ビラには、女の子らしい手書き文字で「ももいろクローバー」と書かれている。

小柄で幼い印象の少女、そのビラを拾い上げる。
「グスッ」
少女は今にも泣き出しそうになっている。

すると、後ろから別の少女が声をかけてくる。

「あ、捨てられちゃってたか」
「せっかく書いたのに……」
「でもさ、今日この前観てくれた人が来てたよね。すごくない?」

1人目の少女、少し気を取り直す。

「さ、レッスン場に戻ろ?」
「……うん」

歩きはじめる2人。目の前に建物が見えてくる。

「いつか、あそこで歌ってみたいよね」
「うん、出れるといいね。紅白歌合戦!」

2008年夏。
14歳の百田夏菜子と13歳の玉井詩織が代々木公園の路上から見上げた先には、紅白歌合戦の会場であるNHKホールがそびえていた――

なお本稿は一切の取材に基づいておりません。1号による妄想の産物です。

ただ、この時期には既に「目標は紅白歌合戦出場」を掲げていたのは事実のようです。
この路上ライブ時代には、メンバー&スタッフの数より客の数が少ないことすらあったそうです。
ライブの前後にビラも配っていたそうですが、これも誰もが受け取ってくれるわけではなかったようです。

その様子は、労働讃歌のプロモーションで「全国5大都市ゲリラティッシュ配り」を敢行した際の高城れにのコメントからも垣間見ることができます。

高城「路上ライブ時代にビラ配りをして、もらってくれない苦い経験をしたんで、不安だったけれどみなさんが優しくてうれしかった」
<出典:47NEWS

AKB48が「観客7人のAKB劇場で初回公演を行なってから、東京ドームで単独公演を目指す」という物語を持つのと同様、ももいろクローバーは「代々木公演の路上ライブから、紅白歌合戦出場を目指す」という物語を持っているのです。




*1:この時期は肖像権もフリーだったので写真も動画も撮り放題だったそうです