アニメ好きなコンサルタントと弁護士によるBLOG

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ニューシングル「労働讃歌」のPVが公開されましたね


1号です。

中高年向けとゴシップ誌に書かれてしまうアイドル、ももいろクローバーZ が私は大好きです。

ももいろクローバーZNHK紅白歌合戦出場を、微力ながら応援しています。


早見あかりがももいろクローバーを脱退した理由についての最後の更新が長文になりつつあるので、その前にPV観たのでその事を。

「シングルA面なのにアイドルソングじゃないんだ……」とか
「現役中高生アイドルにネクタイ鉢巻させるんだ……」など、
曲にもPVにも突っ込みどころが満載です。(でも、聴き慣れてくると心に沁みるし仕事する気が起きてくる不思議な歌ですね)

でも、一番のツッコミどころは
「あ、アイドル市場の主要顧客層=男子高校・大学生はスルーしちゃうんだ!?」
だと思います。


アイドルビジネスの基本は、

  • 顧客へ、アイドルに対する擬似的な恋愛感情を持たせる。
  • 顧客に発生した「好意」を換金(マネタイズ)する*1

です。
ゆえに、アイドルビジネスの主要顧客はアイドルの女の子たちと年齢の近い異性が中心になるはずです。その代表格が、現在アイドル界のトップに君臨するAKB48とその姉妹グループです。


ところがももいろクローバーZは、驚くほど性的な雰囲気がありません(少なくとも1号はそう感じています)。
1号はももクロのセクスィー担当佐々木彩夏に迫られたとしても、たぶん何もできないです。

この理由や背景についても記事としてまとめたいと思っていますが、
1号は

  • ももいろクローバーの各種施策が1970年代の前半〜中盤に生まれた「団塊ジュニア」とか「ロスジェネ」と呼ばれる世代に刺さるよう最適化されていること
  • その世代は、ももクロメンバーの親世代とかぶっている(親と娘ほどの年齢差がある)こと

に注目しています。
ももいろクローバーのブレーンも、イノベーター層もこの世代です。


ファンが増えて舵取りが難しくなる中、レッドオーシャン化しているアイドル主要顧客層よりも従来の濃いファン層を優先した戦略が、今後どのような結果を生んでゆくのか注視していきたいと思います。

*1:好意をお金に変換する仕組みとして、CD,DVD,ライブチケット,関連グッズ,有料会員サイトなどの各種メディアが存在します