ももいろクローバーZ 有安杏果さんの卒業発表について
1号です。
かれこれ2年弱ぶりに更新するブログのタイトルが、このようなものになるとは思いませんでした。
既報の通り、本日12時に有安杏果さんが自身のブログにてももいろクローバーZからの卒業を発表しました。
ファンの皆様へ|ももいろクローバーZ 有安杏果オフィシャルブログ「ももパワー充電所」
まだ、詳しいことは分かりません。明らかにされることも無いのかもしれません。
1号自身、気持ちの整理がつかない状態でこの記事を書いています。
ブログを書きはしませんでしたが、1号は1人のモノノフとして変わらずももクロの応援をしていました。
変わったことと言えば、応援8年目にして箱推しから紫寄りの箱推しになったくらいでしょうか。
昨年末も「ゆく桃くる桃 〜第1回 ももいろ歌合戦〜」を現地で観ることができました。
2017年のももいろクローバーZは、これまでで一番“良かった”なと思っていました。
きっと2018年も過去最高を更新してくれる、そんな期待に胸を膨らませていました。
2017年、ももいろクローバーZの活動は本当に充実していました。
国立競技場ワンマンライブという大きな目標を予定よりも大幅に前倒しで達成した後、しばらく迷走していた時期がありましたよね(軽井沢のスキー場は流石に寒かった……)。
要するに「この子たちに、どうやって息の長い芸能生活をさせてあげられるか」の出口が見えなかったんですよね。
その時期を越えて「ゴールデンヒストリー」をリリースしたあたりから視界が拓け、うまくまわり始めたのが2017年だったように思います。
ももクロを近くで支えてくれている人たちが見つけてくれた出口戦略は、雑にまとめると地方営業という芸能界では由緒正しいビジネスモデルだったように思います。1号が真っ先にイメージするのは昭和の大スター・杉良太郎さんです。メディア露出は多くなくても知名度があって各地には熱狂的に迎えてくれるファンがいる。全国のファンを定期的に巡って慈善活動やディナーショーを行い喜んでもらう。そんな感じです。
ももいろクローバーZには、2つの大きな強みがあります。
ひとつは「直接ももクロと触れ合った人は大抵好きになってくれる」人柄。
もうひとつは「全国どこへ行っても1万人前後の人が集まる」動員力です。
2015年にKISSがジャパンツアーを行う際、パートナーにももクロを択んでくれた大きな理由の一つは「ももクロと組めば興業的に失敗するリスクは少ない」とプロモーターが推薦してくれたからだと思います。ももクロの動員力を支えてくれるモノノフ各位は、間違いなく彼女たちの支えになっています。
地方営業モデルは、ももいろクローバーZの強みにとても良く噛み合っていました。
ももいろクローバーZ ジャパンツアー「青春」が全国47都道府県を巡ったり、春の一大事を自治体とコラボする地域振興イベントに衣替えしたのも、地域振興の担い手としての実績作りだと思います。(実際、スターダスト・プロモーションはイベント系の展示会に出展して自治体へアイドルによる地域振興を売り込んでいたりします)
ライブの前後に地元小学校や企業、施設などを積極的に慰問するようになったのも、地元で応援してくれる人を増やすための活動だと思います。カメラが回っていようと回っていなかろうと変わらない彼女たちの誠実な振る舞いは、直接会った人の心を掴んでいると思います。
↓ こんなこと言われたら好きになっちゃいますよね! ↓
ももクロ百田さん撮影秘話その1:百田さんと店員との集合写真を撮影する時、木乃幡の勤続年数20年のベテラン社員と軽く挨拶。そして百田さんがベテラン社員の手を見て「うわ〜仕事されてる手だ、きれい」と一言。うちの社員「働いてて良かった、思い残す事は無い」と満面の笑み。(木乃幡1号) pic.twitter.com/PWltdaS41F
— もち処 木乃幡 (@konohata4310) 2017年11月15日
ここ数年、ももクロの活動が安定するとともに離れていったファンも少なからずいました。それは1号も肌で感じましたし、そのことについてメンバーがMCで不安を口にした現場も見ています。
でも直接会ってファンになってくれた人たちは10年、20年経ってもももクロのことを好きでいてくれると思うのです。子供番組『ぐーちょきぱーてぃー』を開始したのも、下の世代から新たなファンを作ろうという意思の顕れだと1号は感じています。
刹那的なギャラの多寡ではなく、10年先20年先のももクロにとってプラスかどうかで仕事を択んでくれる運営スタッフに1号は感謝しています。
将来「僕は『ぐーちょきぱーてぃー』新規です」とか「子供の頃に頭をなでてもらったことがあります」と話すファンがライブ会場にチラホラ出てくるようになったら嬉しくて泣いちゃうな、と1号が思う由縁です。
その一方で個人活動にも各々のカラーが出てきた2017年でもありました。
「嵐のように個人でも活躍できるグループ」として各人の適正や希望に応じて成長する場を用意してくれた運営スタッフに1号は感謝しています。
件の有安杏果さんについてはソロライブ「ココロノセンリツ」を成功させて、シンガーソングライターとして大成する道もあるかもしれないな――そんな風に思っていました。有安杏果さんはaikoさんやYUKIさんのような活動がメインになって、他の4人もソロ活動の比率が増え、5人での活動が減るかもしれない。でも、年に1度くらいは全員で濃密なライブをしてもらえたら嬉しいな、そんな風に思っていました。
まさか、まさか卒業発表が先に来るとは夢にも思っていませんでした。
熱愛・結婚・産休、そんなライフイベントは幸せな人生を送る上でむしろ応援したいと思っていましたが、それはあくまで「帰ってきてくれること」を前提にしていました。
ももクロクローバーのメンバーは、もはや欠員補充できるものではありません(1号はそう思っています)。
また、役割分担の面でも5人のうち1人が欠けるダメージは計り知れません。
でも、そんな事は有安杏果さん本人の方がよっぽど分かっているはずなんです。
分かった上で、決断したのでしょう。
有安さんの心の内は、本人以外の誰にもわかりません。
ただ、更新された有安さんのブログに付記された写真は晴れ晴れとしていて幸せそうな姿が写っていますよね。
メイクも薄く、「ももかくど」*1でもない、飾らない雰囲気の写真を大事な報告用の写真として択んだことに意味があるのかな、と思いました。
ここまでとりとめもなく書き連ねましたが、また気持ちの整理がついたら続編記事を書くかもしれません。
とりあえず今日のところはココロノオトを聴きながら仕事に戻ります。
*1:彼女の自撮りは常に同じ角度・同じ構図で投稿されることから「ももかくど」といじられています。反面、彼女の容姿に関するコンプレックスの顕れでもあると1号は思っていました。